ロッテの中村奨吾内野手(30)が沖縄県内で自主トレを公開し、全試合出場を目標に掲げた上で「すべてにおいてキャリアハイを目指す」と誓った。

過去最高の個人成績は、打率2割8分4厘、157安打、17本塁打、68打点、39盗塁など。今オフは瞬発力を強化する練習を導入しており「体のキレだったり、年齢を重ねてきてスピードも少しずつ落ちてくるところはあると思うので取り入れている。攻撃、守備、走塁すべてで、もう1ランクあげていけるようにしたい」と1年を通して戦える体づくりに励んでいる。

主将も継続が決まり、3年目。「昨年はチームとしても自分としても悔しい思いをした。監督が代わって新たな野球の考え方やチームの動きも増えてくるかもしれない。コミュニケーションをとりながらチームを引っ張っていけるようにやっていきたい」と決意も新たにした。2月中旬には吉井監督が投手コーチを兼務する侍ジャパン合宿に合流するためチームを離れる。「吉井さんがWBCにいくまでにしっかり話したい。監督がいないことは想定は出来ないですが、監督の方針がコーチに伝わっていると思いますし、いない間にしっかり選手は意識しながらコーチと一緒にやっていきたい」。監督不在もマイナスに捉えず、一致団結して開幕を迎えるつもりだ。【鎌田直秀】