ロッテの20年ドラフト1位左腕・鈴木昭汰投手(24)が21日、先発ローテション入りへの決意を新たにした。

沖縄県内で自主トレを公開。「6回目」ですと言うブルペンでは、力強い53球を投じた。「去年、一昨年よりも状態は良く、順調。スピード、キレもそうですけれど、狙ったところに投げるフォームの修正だったり、新たなことにも取り組めている」。ルーキーイヤーも21年は先発、中継ぎフル回転で23試合に登板したが、昨季は先発で制球を乱して降板した試合があるなど、わずか6試合。反省も生かし、フォーム固めや、今までとは種類の違うストレートを習得するための試行錯誤も続けている。「今年は心機一転、ファンの方や応援してくれる皆さまのためにも恩返ししたいと思うので、キャンプインからしっかりアピールしていきたい。まずはしっかりローテを勝ち取って、ずっと守っていくこと。具体的な数字よりも結果を残さなくてはいけない立場」。吉井理人監督(57)ら新体制となった首脳陣に存在を示していく。

先発陣の柱となっている小島和哉投手(26)からも多くを吸収している。「2年連続規定投球回に到達した選手のもとでやるというのは自分の中で良い機会。タイプは違えど、同じ左。配球の考え方だったり、バッターに対する具体的なことまで答えてくれるので、とても勉強になっています」。巨人でも活躍したC.C.メルセデス投手(28)らも加入した先発左腕争いに、力強い速球と制球を兼備して石垣島キャンプに臨む。【鎌田直秀】

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