新キャプテンが巨人の中心で愛を叫ぶ。巨人岡本和真内野手(26)が21日、「岡本和真HAPPY ANIMAL プロジェクト」の一環として都内で日本動物福祉協会の犬猫譲渡会に出席。3年ぶりのリーグ優勝、11年ぶりの日本一へ、動物もチームメートもファンも、まるごと愛で包み込む「岡本流キャプテン道」を示した。

    ◇    ◇    ◇

岡本和が愛くるしい犬猫に癒やされ、和やかな表情で言った。「今年は球場に来る人全てに愛を持ってプレーします。選手もファンの皆さん、報道陣の方々にも」とニッコリ。今季から中心でチームを引っ張る新キャプテンに就任した。口数は多い方じゃないが、包容力は抜群。「しっかりと試合に出続けてプレーしていきたい」とグラウンド上から背中で示しつつ、関わる全ての人を大きな愛で包み込む。

前日20日のスタッフ会議では、原監督が4位に終わった昨年を反省し、スローガンのごとく「奪回」へ向けて話し合った。当然、主力、若手を問わずに特別扱いはない。岡本和も「選手全員、そのつもりでオフを過ごしていると思うので大丈夫だと思います」と言い切った。

愛はファンや選手だけにとどまらず、動物たちをも包み込む。この日は日本動物福祉協会の犬猫譲渡会に参加。飼い主を探している犬や猫を抱きかかえながら「かわいい~」とメロメロに。「すごいかわいい子がたくさんいた。いろんな思いをしてここに来ていると思うので、いい飼い主さんに巡り合えればいいなと思います」と願った。

自身も幼少期には「まめじろう」という番犬を飼っており、今でも犬と生活をともにする。動物愛が高じて、21年3月からこの社会貢献活動を始めた。昨季の82打点分の82万円を寄付しており「なんとか1打点でも、チームのためにもこの団体のためにも継続して頑張りたい」と打点増へも意欲を見せた。新主将がチームの中心から“ラブ注入”する。【小早川宗一郎】

巨人ニュース一覧はコチラ>>