“鳴尾浜記念2023”勝ったのは-。阪神は22日、新人合同自主トレで恒例の3000メートル走を実施した。

「鳴尾浜の神」が降臨した。ドラフト6位富田蓮投手(21=三菱自動車岡崎)がぶっちぎりの1位。序盤からレースを引っ張り、中盤以降は独走。最後は同3位井坪陽生外野手(17=関東第一)と同2位門別啓人投手(18=東海大札幌)に周回差をつけた。

鳴尾浜球場の内周(=1周400メートル弱)を計8周する3000メートル走。富田の記録は11分28秒だった。昨年トップは鈴木の12分33秒。前年トップタイムより1分以上も速い驚異のタイムだ。

終盤になってもフォームは軽やか。むしろ、トレーナーや先輩の前で笑顔を振りまきペースアップする余裕もあった。トレーナー陣も「速いな!」と驚きの声をあげた。

富田は仲間のゴールを見守ると「ナイスラン!」とたたえる余裕もあった。

富田が先行したこともあり、レースはハイペースとなった。同4位茨木秀俊投手(18=帝京長岡)、同5位の戸井零士内野手(18=天理)も12分台前半をマークした。

3000メートル走の順位と手元の時計のタイムは以下の通り。

富田 11分28秒

茨木 12分2秒

戸井 12分15秒

野口 12分51秒

門別 13分8秒

井坪 13分27秒