春季キャンプで3年連続2軍スタートが決まった日本ハム谷内亮太内野手だが「プラスに捉えている。終わった時に、いいシーズンだったなと思えるキャンプにしたい」と、前向きだ。

昨季はプロ10年目で、最高のシーズンだった。高いレベルで内野ならどこでも守れる“守備の人”の印象が強いが、167打席に立ち、自己最多41安打。得点圏打率は4割8分と勝負強い打撃で、新庄監督の信頼を得た。昨年の春季キャンプも2軍スタート。「自分に焦点を当てて、実力を上げることに集中出来た。(1軍だと)いきなり結果を求めて、どうしても小手先の技術を追いがちなので」。成功体験が、自信につながっている。

年明けからは例年通り愛媛・松山で、古巣ヤクルトの山田らと合同自主トレを行った。「外様のくせに毎日飲んでいた」という、昨年大流行した乳酸飲料「ヤクルト1000」で体調も万全だ。この日、自主トレのため訪れた千葉・鎌ケ谷で、練習の合間に若手投手にノックを打つなど、相変わらずの人の良さ。あくまで、目標は3月30日。「開幕戦のメンバーに入れるように、しっかり調整してアピールしたい」と、照準を合わせた。【中島宙恵】

【関連記事】日本ハムニュース一覧