楽天ドラフト1位の荘司康誠投手(22=立大)が、マイペースに開幕1軍を目指す。28日、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で新人合同自主トレが打ち上げとなった。体調不良により10日の初日を欠席し、2日目から合流。当初の予定通り4回ブルペン入りした一方で、コンディションが落ちた期間が続いた。「疲れもありましたし、僕自身、体力がまだまだないなというのをすごく痛感した。まずはチームのメニューについていけるだけの状態を作らないと、と感じました」と表情を引き締めた。

2月1日からのキャンプでは、1軍スタートが決定。毎日激しい練習が続く。「(練習)量は積めた方が間違いなくいい」という前提だが、課題が明確に分かっているからこそ、オーバーワークで故障することを防いでいく。「無理してもしょうがないと思う。現時点の僕のできる幅というのはある。新人だからといって、やらなきゃいけないわけでもないと思うので、そこは遠慮せずにそういう調整をしていきたいと思う」と前を向いた。

新人合同自主トレでは、ノビのある直球で、ブルペン捕手や視察したスカウト陣をうならせた。最速157キロの直球が武器で、チームからの期待も高い。開幕ローテーション入りへ向けて、いい状態でいかに練習を重ねていけるか。「疲労回復、たとえば入浴法とか、食事もすごく気をつけてやっていければなと思っています」と自身を見つめながら、沖縄で鍛えていく。【湯本勝大】