西武川野涼多内野手(21)が1日、埼玉・所沢の球団施設で自主トレした。6日に始まる春季キャンプはA班スタート。「チャンスをつかめるように、とにかく意識高く。少しでも戦力になれるように頑張りたいです」と意気込む。

スイッチヒッターの内野手だ。1月は正遊撃手の源田らと練習をともにする期間も長かった。「守備のこと、いっぱい聞きました。とにかく難しいんですけど、足の使い方だったり、(捕球時の)右足をどこで決めるかだったり」。守備のレベルを上げたい川野にとって、この上ない機会だった。

その源田と呉念庭が、WBC出場のため、キャンプを途中で抜ける。またとない実戦機会が巡ってくる。「いい意味で、集中しすぎず。視野を広く持って。すぐ入り込んじゃうので。いい意味で遊び心をもってやりたいです」。

現役時代に同じスイッチヒッターだった松井稼頭央監督(47)も「山村にしろ川野にしろ、秋(のキャンプ)も非常に頑張っていた。試合に出ながら、本当に鍛えていかないといけない選手が多いので」と、川野の名前を挙げている。九州学院(熊本)ではヤクルト村上の2学年下-。そんな枕ことばを外すほどの活躍が、期待される。【金子真仁】

【関連記事】西武ニュース一覧