阪神岡田彰布監督（65）の「アレ」への挑戦が始まった。1日に沖縄・宜野座で春季キャンプ初日を迎え、ファンへのあいさつでは、「アレ」を9度も連呼。シートノックにいきなり新助っ人2人も加わり、守り重視の岡田野球を鮮明に打ち出した。前日1月31日の全体ミーティングではナインに「はよ帰れ」指令を出すなど、硬軟織り交ぜながら若虎たちを鍛え上げる。
◆岡田監督一問一答
－初日を終えた
「まあ、ね。自分らで自主トレの期間はあったんですけど、まあやってきたな、って感じは受けましたね」
－多くのファンが見つめる中での練習
「いやいや、もう天気もいいし。まあ制限と言うかね、そういうのもないということで、まあ、ね。これから徐々にね。もっとたくさんね、お客さん来てくれると思うし。選手もね、やっぱり張り合いがあると思うんで、ね。もっともっとのばしていってくれればなと思いますけど」
－シートノックではどんなことを
「いやいや、これは、秋のキャンプからの継続ですけどね。まあしっかりね、強いボールを返すというか。まあそういうのがね、ずーっと秋からやってきたんですけど。まあ…、そうですね。久しぶりに、もう2カ月ぶりくらいにみんながユニホーム姿でやった割には、まあまあ、みんなちゃんとできてたんじゃないかなと思いますけどね」
－ブルペンで印象に残ったピッチャーは
「秋は若いピッチャーがほとんどだったんですけど、今日は西とかあのへんも投げたんで。もう投げると思わなかったんだけど、そういう意味ではみんなブルペン入って、で目についたというかね、今日の地点では才木はすごいよかったですね。手術明けというのもあるんでね。まあそんなに初日から飛ばす必要ないと思うんだけど。まあ、あのくらい投げられるということは、手術の後もいい感じでいってるんでしょうね」
－バッターの方で目を引いたのは
「いやいや、バッターは、自主トレのほうではやってたんでしょうけどね。まあ打つ方に関してはまだまだ初日ですから。これからどんどんね、慣れて伸ばしていってくれたらいいと思いますね」
－今岡コーチと会話も
「いやいや、あの、今岡、秋いてなかったんでね。各選手の特長とかね、こういう部分がいいとか、ちょっとこのへん、直したいっていうかね、そういう話はしてましたけどね」
－2日目以降に向けて
「もうこれは毎日の繰り返しなんで。11、12ですか、紅白がね。ピッチャー陣もシートをやりたいと言ってたみたいですけど、それは抜きにして、紅白ぐらいまではね、チームとしての練習というか、そういう連係とかいろんなサインプレーもしていかないといけないので、徐々にね。今年はこういうことをやるという方向性を示して、練習の期間は積み重ねでやっていきたいです」
－オフにやってきたというのはどのあたりに感じたか
「アップから走る姿とかな、キャッチボール、カットへ強いボールを投げるとかな、そういういろんな面である程度はやってきたんじゃないかな。そういうふうに見えたけどね、おーん」
－ノイジー、ミエセスを初めて見た
「シートノックは入らんでええって言ったんやけどな。後も外野（ノックに）ちょっと入っとったみたいやけど。このクールは2日間なんで、そんなアレよ、慌てる必要はないとは言うたんやけどな」
－ノイジーの外野の印象は
「やっぱり内野やってたから取ってから早いとか、スローにしても、低い強いボールを投げていたしな」
－外野を任せられそうか
「いやいや、まあ、予定通りいけばいいけどな。それはな」
－打つ方はこれから上がってくる
「ブルペンにおったから、打つ方は見てないのよ。今岡もけっこう広角に、無理なくな。そういうのを目的で取ったんだけど、飛ばすのはミエセスって言ってたけどな」
－外国人は投手を含めて仕上がりがいい印象か
「そうやな～、ピッチャーに関しては次のクールくらいからかな投げると思うけど、徐々にね、新人の時も言ったけど、新外国人も慌ててアピールする必要もないし、このキャンプ中頃、後半にある程度そういう姿を見せてくれたらいいと思うよ。別に今、評価するわけじゃないからね」
