ヤクルトは11日、球団OBの入来智氏が10日に宮崎・都城市内で起きた交通事故で死去したと発表した。死因は重症頭部外傷。55歳だった。

入来氏は鹿児島実-三菱自動車水島を経て89年ドラフト6位で近鉄入り。広島、近鉄、巨人と渡り、00年オフにヤクルトへ移籍。NPB通算214試合登板で35勝(30敗)2セーブを挙げた。巨人時代には、実弟のオリックス入来祐作投手コーチ(50)と同時に在籍して「入来兄弟」として話題を呼んだ。

通夜は12日、告別式は13日に都城市内で執り行う。喪主は父喜門(よしかど)さん。

◆入来智(いりき・さとし)1967年(昭42)6月3日、宮崎県生まれ。鹿児島実から三菱自動車水島を経て、89年ドラフト6位で近鉄入団。広島、近鉄、巨人、ヤクルトをへて03年に韓国・斗山、04年は台湾・ラニューでプレーした後に現役を引退した。ヤクルト時代の01年に10勝を挙げるなど、NPB通算は214試合35勝30敗2セーブ、防御率4・25だった。右投げ右打ち。弟は巨人などで活躍したオリックス入来祐作投手コーチ。