昨年の日本選手権で準優勝したNTT東日本が16日、千葉・船橋市内のグラウンドで全体練習を行った。ドラフト候補の片山楽生(らいく)投手(20=白樺学園)は「まずは会社に貢献して、その結果プロになれれば」と目標を語った。

最速151キロ右腕は「投球動作の安定」を課題に挙げ、この冬は1日150球の投げ込みを行っている。高卒3年目でドラフト解禁年となり、意識も変化した。「1、2年目はプロに行きたい気持ちが強すぎて独りよがりになっていた」と振り返った。

1年目から先発で出場機会を得ていたが、昨年は都市対抗、日本選手権ともにリリーフで登板。「初戦とか、大事な場面で信頼されるようなピッチャーになりたい」と先発へのこだわりを明かした。

高校3年時はプロ志望届を提出するも指名漏れした。よりレベルの高い野球を追求するために、高卒で社会人への道を選んだ。「プロに入るためにここにきた。チームを勝たせる投球ができればつながっていくと思う」と意気込んだ。