阪神岡田監督がWBCに参加している湯浅京己投手について、想定より早くチームの守護神に復帰できそうだと話した。

6日の侍ジャパンとの強化試合で、8回に登板して3者凡退に抑える姿をベンチから見た。最速は155キロを計測。得意のフォークで熊谷からも空振り三振を奪った。指揮官は「この間見た感じではもう(WBCで使用する)ボールに慣れてだいぶよかった。あの球に慣れるということは日本の球に戻ってもある程度いけると。投げきれとった。ええ投球したから安心したよ」。しっかりWBC球を扱えていることを理由に挙げた。

「まあ、すぐには無理やろうけどな」と開幕戦から守護神に復帰させることには慎重。だが、代役守護神がなかなか決まらない状況の中、湯浅が前倒しで帰ってくるのであれば、18年ぶりの「アレ(=優勝)」に向けて大きなプラスとなる。