阪神岡田彰布監督(65)が、1軍当落線上にいる新助っ人ヨハン・ミエセス外野手(27=レッドソックス3A)の、来日初アーチを含む2安打4打点の活躍に「(1軍メンバーを)なかなか決められへんなあ」とうれしい悲鳴を上げた。一問一答は以下の通り。

 

-ミエセスが打った

「サイドスローってなあ。あんな下から投げるんて知らんかった。(オリックス先発の)村西ってなあ。もっとスリークオーターぐらいって聞いていたからなあ」

-今季フォームを変えた

「うん、なあ。最初、みんな戸惑うとったけど。次もなあ、比嘉やしなあ。ああいう、ちょっと変則のなあ。そらもう、(ミエセスは)東京五輪で、青柳から三振したのしか見てないからからな、サイドスローは。だからあかんやろうなと思っていたけど。ちょっとでも慣れさしたろ、と思っていたが。まあなあ。打ちよったなあ。結果だけでなく、しっかり対応していた。1打席目(結果は右飛)もなあ。ちょっとおっつけ気味か、遅れ気味かわからんけど。なあ、ちゃんとスイングできとったしなあ」

-ミエセスはポジション争いと1軍争いで当落線上

「そうやなあ。(1軍メンバーを)いつ決めようかなと思っていたけど、なかなか決められへんなあ。おーん。まあ遠征(14日DeNA戦)からは今日みたいな人数連れていかれへんから、2人ぐらい減らさなあかんからなあ。バッティングの時間もな、ビジターで少ないしな。明日から甲子園で、まだ人数は。中とかで打てるからいいけどな」

-ノイジーが復帰したら迷うところが増える

「そらええ方で迷うのはええやんか。まあ、ノイジーもな、シートノックまで入れてくれってな、まあ刺激にはなってんちゃうかな。慌てる必要はないけど、いい刺激になってくれたらええわな、そらな」

-ノイジーは実戦復帰も近そう

「そや。明日(10日・日本ハム戦)もう1回甲子園でシートノックとかやらせて、明後日(11日・日本ハム戦)からでもええけどな、明後日ちょっと打席に立たせて、(12日の)巨人戦はちょっとセリーグのピッチャーを見せておきたいのもあるけどな。まあそれからずっとセ・リーグなるからな、DeNAとヤクルト。巨人戦でちょっと、2打席ぐらいでもええかも分からんな。足はええけど、明後日ちょっと1打席ぐらい立たせて、もう甲子園でやる機会ないからな。ノイジーは。守る機会がないから。ちょっとやっといたほうがええと思うからな」

-投手陣はブルペンデー

「まあ、そうやなあ。まあ0点に抑えとるけどな、まあ。結果的には抑えとるね、(先発で1失点の)富田以外は。まあ、でも、ある程度、今年いけるね、今年戦力としてこっちが見極めている中では、まあ順調に来てるピッチャーはいてるから。あとはそこで何枚新しい戦力として入ってくるかやからなあ。そのへんはもうちょっとなあ、もうちょっとビシッといってほしかった部分はあるけれど、これはこれからやな。今日はそういう(ブルペンデー)形やったけど、これからね、ローテーションピッチャーがな、4回とか5回とか投げていって、その後の状況で、順番じゃなしにな、やっぱりな、ある程度ブルペンの作り方とかいろいろあるから、そのへんで徐々に、これはもう遠征に行ってからになると思うけどな。遠征からやな」

-浜地や岩崎は調子いいが、一番後ろは

「それはまだちょっと分からん。湯浅もこないだ(6日侍ジャパン戦)見た感じではもう、(WBCで使用する)ボールにも慣れて、だいぶな、よかったからな。あのボールに慣れているということは日本のボールに戻っても、ある程度いけると。あんまりWBCのボールが合うてなかったらなあ、ちょっと心配で、日本のボール使っても心配なのあるけど。まあ向こうのボールをちゃんとあないしてな、投げきれとったらな。ボール変わっても、まあすぐには無理やろうけどな。ええピッチングしたから安心したよ、はっきり言うて」

-今日からWBC。(湯浅への)そういう目線も含め、見るか

「まあ見るけどな、そらなあ。まあ別にええやん、今日は(阪神の)記事は。そんなん2、3行しかあれへんやろ(笑い)」

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