阪神青柳晃洋投手(29)が23年シーズンの開幕投手を務めることが10日、決定した。

日本ハム戦後に岡田彰布監督(65)が開幕投手について「(青柳で)そら決定でいいよ、そら分かるやんか」と明言した。

昨季は自身初の開幕投手に指名されながらも、開幕直前に新型コロナウイルスに感染した影響で無念の白紙となった。ただ、出遅れたシーズンでは13勝4敗、防御率2・05という成績を残し、2年連続の最多勝、最高勝率に加え、最優秀防御率の投手3冠のタイトルを獲得。指揮官は指名理由について「今の(先発)ローテーションの中では一番な、最多勝2年取って、一番勝ちを挙げとるわけやからな。当然投げさせたらなあかんやろな」と話した。

報道陣から開幕投手を伝え聞いた青柳は「うれしいですし、去年できなかったという悔しい気持ちの中で、まだまだこれから調子を上げてですけど、開幕で勝てるようにしていきたい」と引き締めた。

「3・31」の開幕戦からちょうど3週間前のこの日は日本ハム戦に先発し、4回3安打無失点と好投。大役任命の日に花を添えた形となった。