阪神和田豊2軍監督(60)は初陣を飾れなかった。

鳴尾浜でのウエスタン・リーグ開幕広島戦。先発桐敷が7回2失点と粘投したが、終盤に岩田ら救援陣が逆転を許し、3-7で敗戦。指揮官は「公式戦独特の雰囲気。7回ぐらいまで緊張感のある中で選手たちもできたと思う。開幕独特の緊張感は来年まで味わえないけど、今日みたいな気持ちを明日以降も持って野球をやってほしい」と呼び掛けた。同カードの18日には馬場が先発登板する。

○…山本泰寛内野手は今季2軍開幕戦で、広角に3安打を放った。「2番二塁」で出場し、初回に右前へ初安打を放つと7回には中堅越えの二塁打。最終回には左翼へ柵越えあと一歩のフェンス直撃の三塁打を放った。「しっかり振れていますし、球の見え方もすごくいい」。和田2軍監督も「結果も出してるし内容も非常にいい。いつ(1軍から)声かかってもという準備はできてるんじゃないか」と目を細めた。

○…高寺望夢内野手が開幕戦から走攻守に躍動した。3回に三遊間のライナーを横っ跳びでつかみ取る好補を見せると、直後の打席で中堅前安打。この日3安打とバットで見せながら、4回には盗塁も決めた。「今できることはしっかり結果を出し続けること。これ1試合できただけではダメなので。毎試合結果残せるようにやっていきたい」と貪欲に次戦を見据える。

▽阪神井上(1軍から参戦も無安打)「ファウルにしている球が多い。そこをどうやったら打てるかが課題。1球で仕留められるように。それだけです」

▽阪神桐敷(2軍戦開幕戦のテーマ)「テンポ良くいく所はテンポ良くいったり、ピンチの場面や連打の時はテンポ変えたり。あとは「1」を大切にすること。初回の入りだったり、長打打たれた後の初球の入り。そういうところはテーマにしてやっていた」

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