開幕投手の有力候補に挙がるオリックス山下舜平大投手(20)が、6回3安打2失点、7奪三振と好投した。

初回、先頭の近本の2球目にいきなり自己最速タイの158キロを計測すると、3者凡退でスタート。球威と鋭く落ちるフォークを武器に、3回まで1安打無失点に抑え込んだ。

1点リードの4回1死一塁、4番大山に149キロ直球を捉えられ2ランを献上。続く佐藤輝に中堅手の茶野の失策で二塁まで進塁を許すも、慌てなかった。好調のルーキー森下をフォークで中飛に打ち取ると、続く梅野は155キロ直球で空振り三振。球威は衰えず5、6回は再び3者凡退に抑え、この回限りで降板した。

1軍未登板の投手が開幕投手を務めれば球団69年ぶりの快挙となるが、山下は「本当に何も言われていないので、まったく意識していない」と自然体で話していた。

前回17日のオープン戦・広島戦(シティ信金スタ)でも4回2/3を4安打2失点、10奪三振と好投。この日もしっかり試合をつくった。