侍ジャパンの大城卓三捕手(30)が反撃の中前適時打を放った。

WBCから帰国後、初の試合は「7番捕手」でスタメン。2点を追う5回1死一、二塁。楽天滝中の129キロシンカーをうまくバットの芯に乗せた。ライナーで中前に運んだ。チームは4回まで1人の走者を出せずに沈黙していた中、最初のチャンスだった。集中力を研ぎ澄まし、得点を生み出した。

「1本出て良かったです。タイムリーを打てて、ちょっとはいいところを見せられたかな」と笑った。前日24日に原監督と阿部ヘッド兼バッテリーコーチから「どうする?」と聞かれ、「出ます」。やや時差ぼけも残るが、少しでも自軍投手のボールを実戦で受けるべく、出場を志願した。2打数1安打で、6回表の守備からはベンチに退いた。「ロッカーでも、全員ではないですけどしゃべれた部分はあった。もっと自分もチームに経験を口に出していければ」と世界一の経験を生かしていく。

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