阪神岡田彰布監督(65)が、開幕戦前の「出陣式」で珍指令を出した。

球団公式YouTubeで試合前、一塁側ブルペンで行われた「出陣式」の様子が公開された。岡田監督は「ついに今日がね、3月31日きたんで。もうみんな分かっている通り、狙うしかないんで。1年間長いんでいろんなことがあると思うけど、チーム1つになって、苦しい時こそみんなで1つにならなあかんと思うんで。そのへんをよろしくお願いしたいと思うし、グラウンドでやるのは選手だけど、俺らはやりやすい環境をつくって、選手の本当の力が出るようにしたいので、とにかく1年間頑張っていきましょう」と選手、スタッフへ呼びかけると、続けた。

「あと、タッチするのにグーとかパーが入り乱れてるから、阪神はパーにしよう。ハイタッチのパー。決めておこう。それでいこう。よっしゃ、頑張っていこう」

まさかの“パー指令”に笑いも起こった。その後、指揮官がスタメンを読み上げると、1番近本光司外野手(28)を筆頭に、“パー”でハイタッチが行われた。

最後は中野拓夢内野手(26)が「今日からシーズン始まります。個人としていい時、悪い時。チームとしてのいい時、悪い時、あると思います。その時はしっかりとチーム全員で助け合って、同じ方向を向いて1年間、頑張っていきましょう。さあいこう!」とあいさつし、出陣式を締めくくった。