巨人が逆転負けで19年以来、4年ぶりに開幕戦で黒星を喫した。

球団史上初の新助っ人での開幕投手となったビーディは序盤に2点の先制を許したが、中田翔が2点を追う4回に左翼席へチーム1号ソロ。反撃ののろしを上げると、投手陣もそれに呼応。大江が無失点でつなぎ、ドラフト5位ルーキーの船迫が8回を3者連続三振で流れを作った。

その裏、1点を追う8回2死一、二塁、中日先発小笠原に追い込まれながらも、中田翔が再び内角144キロ直球に腕をたたんでコンパクトに当てに行った。打球は右翼線際に落ちる3ベース。16年以来7年ぶりの三塁打で試合をひっくり返した。

しかし、9回に登板した新助っ人ロペスが1死二、三塁のピンチを招き、高梨も粘りきれず。投ゴロの間に同点とされると1死満塁から高橋周に左翼越えの2点適時二塁打を浴び試合をひっくり返された。奪回を目指す巨人だったが、4年連続で開幕戦を白星で飾ることはできず。9回を抑えれば船迫は球団史上初のルーキーでの開幕戦白星だったが、プロ初勝利を届けることは出来なかった。