日本ハムは6日、ロッテ3回戦(ZOZOマリン)で世界の「ROHKi」に完敗した。約80球の球数制限があったロッテ佐々木朗希投手(20)と対戦した打線が沈黙。清宮幸太郎内野手(23)が2打席連続で3球三振に倒れるなど圧倒的な投球で6回まで1安打11三振と封じ込められた。開幕3連敗スタートだったロッテに同一カード3連敗を喫したチームは、今季初の4連敗となった。
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世界の大舞台を経験した佐々木朗に、日本ハム打線が圧倒された。WBC後の実戦初登板で、80球前後の球数制限があった「令和の怪物」に6回まで、わずか1安打で11三振。3回までは、この日最速164キロだった直球と140キロ台のフォークの2種類で抑えられた。4回以降はスライダーも織り交ぜられ、スイスイとゼロを並べられた。
狙っても打てなかった。八木打撃コーチは「直球を、どう捉えるか」、高速フォークは「打つボールじゃない」など、試合前から意識させていたという。選手も試合序盤から積極的に直球を打ちにいったが、捉えたのは1回の万波(161キロを中前打)だけ。簡単に佐々木朗が上回ってきた。
直球とフォークのコンビネーションに翻弄(ほんろう)された序盤を踏まえて、試合途中から八木コーチは「(直球で)押された後にフォークを振らされるという現象が出てきたんで、2ストライクから(狙い球以外は手を出さずに)見逃し三振もOKとしたんだけど」。結果的には見逃し三振はゼロ。なかなか対策も、はまらなかった。
2打席連続で3球三振だった清宮は「僕たちも(狙いを持って)割り切ってやっているけど…」と、悔しがった。2回と5回に対戦した2打席で投じられた6球は、すべて内角の直球かフォーク。10メートル以上の海風が吹き続ける中でも、きっちりと制球してきた21歳右腕を「ロウキ君」と呼ぶ清宮は「相変わらず速い。フォークも速い。僕は結構、タイミングが取りにくい。そこが難しい」と次回対戦までの課題を口にした。
清宮だけではなく、打線全体が昨季と同じように佐々木朗にねじ伏せられた。八木コーチは「もう能力を上げるしかないところ」と話し、新庄監督は球団を通じて「僕が信頼して出している選手たちが経験を積み、結果を出してくれるのを待つ」とだけコメント。きっと、こんな高い壁を乗り越えた先にチームの成長が待っている。【木下大輔】
■万波、朗希撃ち初安打
万波が今季初安打を放った。初回の第1打席、佐々木朗の164キロをファウルにするなど粘り、9球目の161キロを捉えて中前に運んだ。「簡単にやられない姿勢を上位打線で見せたいというのはあった。佐々木投手から打てたのはいいスタート」と語った。バットを短く持って直球に対応した。「ちょっと短く持って。それは本当にうまくいきました」と納得の表情を見せた。



