巨人やヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(48)が29日、川崎市内のジャイアンツ球場で思わず、ぼやいた。「引退して10年以上たっているんで、やっぱりこうやって毎回、野球教室をやるたびに最後に打つんですけど…年々、飛距離が落ちてきてますね。今日はもう、風にも打球が負けていて、はい…歳を実感しております」。
この日は自身が運営するNPO法人「松井55ベースボールファウンデーション」主催の野球教室を開催。参加した35人の子どもたちに最後に実演したのは自身のフリー打撃で柵越えを打つまでバットを振り続けた。子どもたちからは「松井コール」も起きる中で「おじさん、もう引退して10年だから」と苦笑いする場面もありながら、豪快なアーチを見せるべく奮闘。グラウンドの土を巻き上げるほどの春の強風にも苦しみながら、19スイング目で右翼への柵越えを披露した。
日米通算507本塁打の面目躍如となった松井氏は「こうやって目の前でホームランが見られるっていうのは、彼ら(子どもたち)にとってもいい瞬間だと思って。だから最後に1本打つまではやりたいなと思って頑張ってますけど…そろそろ怪しいですね。今日、実感しました」と、笑顔で振り返っていた。



