球界最年長のヤクルト石川雅規投手(43)が、プロ野球タイ記録となる1年目からの22年連続白星を達成した。

今季3度目の先発マウンドに上がり、5回1/3を投げ4安打無失点。昨季と同じ阪神戦でシーズン初勝利をもぎ取った。

「ひとりではできる記録ではないので、家族には感謝したいですし、携わってくれた人、そしてファンのみなさんに感謝したいと思います。22年連続勝利というのもそうですけど、今シーズン初勝利というのは本当に早く手にしたかったので、(ベンチで)みんなに声をかけてもらいました」 長く活躍できる要因を問われると「必死で、しっかりとした準備をすることを心がけています。ひとつ勝つ難しさはわかっている。今日の勝利は次につながる勝利だと思います」とキッパリ。今後へ向け「グラウンドに出ると年齢関係ないので、なんとか結果でひっぱていきたいと思います。何年やりたいとかいう気持ちでやっていたわけではなく、目の前の試合を必死にやってきた結果が22年目なので、今日の勝利におごることなく、次の勝利に向かって準備したいと思います」と話した。

連続シーズン勝利記録は85~07年工藤(横浜)ら3人の23年だが、1年目からは56~77年米田(近鉄)の22年が最長。石川が米田の記録に並んだ。大卒としては21年に新記録を達成済みで、自身の記録をさらに伸ばした。

【関連記事】ヤクルトニュース一覧