支配下に昇格した巨人のルーキー松井颯投手(22)が、21日の中日戦(東京ドーム)で先発し、1軍デビューする。

19日、川崎市のジャイアンツ球場で調整し、ブルペンで44球を投げ込んだ。直球に加え、スライダー、シンカー、フォーク、カーブなど豊富な変化球を織り交ぜ確認。ダッシュなど登板2日前のメニューを消化した。育成ドラフト1位で入団した右腕が、デビュー戦に万全の態勢を整えた。

イースタン・リーグでは初先発こそ4回途中に降板も、先発6試合を含む7戦で防御率2・01と好成績を残してきた。1軍練習に参加した13日には、原監督の前でブルペン入りし実力をアピール。15日に支配下契約を勝ち取り、1軍に合流した際には「自分が加わることによって、勝ちが増えるようなピッチングができれば」と話しており、チームの起爆剤となるべく、1軍マウンドに臨む。