広島が日本ハムに逆転勝ちし、18年の楽天戦以来となる交流戦同一カード3連勝を決めた。今季交流戦を5勝4敗を折り返し、3開催連続最下位に沈んだ昨季の勝ち星に早くも並んだ。広島が北広島で3夜連続の会心ナイトだ。

1点を先制された直後の3回3回2死三塁。1番菊池が追い込まれながら、日本ハム上沢の外角直球を右中間へ運んだ。「すぐに追いつくことができ、カバーすることができて良かったです」。好守で連勝を支えながらも打撃では、4日ソフトバンク戦の5打席目から無安打が続いていた。切り込み隊長の11打席連続無安打が反撃ののろしとなった。

同点の5回は無死満塁から後続2人が倒れて2死となるも、野間が外角変化球を右翼前にはじき返した。走者2人を迎え入れ、さらに捕手が後逸する間に一塁走者の矢野も頭から本塁に滑り込んだ。

先発したコルニエルは2回に先制を許すも最少失点にしのぐと、その後は無安打投球。勝ち投手の権利がかかった5回に制球を乱して1点を失うものの、7回まで3安打2失点に抑えた。8回以降は島内、ターリーとつなぎ、コルニエルが先発初勝利を手にした。