オリックス山本由伸投手(24)が8回7安打1失点の好投で、リーグトップタイ7勝目を挙げた。チームも4連勝で首位をキープした。

「良かったり悪かったりはある程度あったんですけど、なんとか、最後は点を取られましたけど、そこまでは0でいけてたんで。とにかく試合に勝てたことが一番良かったです」。初回先頭の石井を3球三振。続く郡司には初球を中前に運ばれたが、浅間、清宮を153キロ直球で連続三振に仕留めた。丁寧に立ち上がると、7回まで連打を許さず無失点。8回2死一塁から、浅間に適時三塁打を浴びて1点は失ったが、最少失点で守護神平野佳につないだ。

これでチームには山本、山下とリーグトップ7勝の投手が2人。山崎福、宮城が6勝で続く。存在が刺激になっているかと聞かれると、少しいたずらっぽく笑った。

「みんなでいい雰囲気でいい関係性でできている。でもいま多分、宮城が一番悔しがっている。それが一番うれしいです。ぼくと舜平大(山下)が上で宮城が一個下なので。あいつが一番競ってきているので、いま一番うれしいです」

いじることができるのも、チームの雰囲気の良さの証し。ハイレベルな争いとともに、まだまだチームは上昇する。