虎と鷹の師弟コンビが、そろってテレビ出演した。

球宴第1戦の試合後、全セの阪神大竹耕太郎投手(28)と、全パのソフトバンク和田毅投手(42)が、テレビ朝日「報道ステーション」に生出演した。

大竹はソフトバンク時代から和田の自主トレに参加し、その才能を磨いてきた。この日はその師匠が全パの4番手で登板し1回無失点。直球で押しまくった姿をベンチ最前列で観察していたという。大竹は「ベンチの最前列で勉強してたんで、明日の自分の登板に生かしたい」と目を輝かせた。

キャスターを務める松坂大輔氏から「大竹投手のことをどう見てるか」と問われた和田は「ちょっと変わったところというか、抜けてるところもある。真面目だけど、最近はじけるようにもなってきてるので、良い方向に変わってるなと思っています」とコメント。「感情を出した方がいいとアドバイスを受けたこともあると聞いた」と振られた大竹は「(和田と)一緒におすしを食べながら、そういう話をしていただいたこともありました」と明かした。

さらに「前半戦も、抑えたら感情を出していって、野手も奮起してくれたことがあると思う。後半も続けていきたい」と見据えた。これには師匠和田も「こんなに(気持ちを)出す子だったかなと、すごく頼もしく映っています」とうなずいた。

大竹は20日の第2戦に登板する予定。「自分の持ち味を出していいピッチングできるように」と意気込むと、和田は「最前列でしっかり(見ます)」とニッコリ。弟子の大竹は「師匠がストレート勝負だったので、僕も強いストレートを投げられるように頑張ります」と前を向いた。