岡田阪神がベストオーダーで後半戦開幕の22日ヤクルト戦(神宮)を迎える。岡田彰布監督(65)が、21日に広島市内で報道陣に対応し、右肋骨(ろっこつ)骨折で戦列を離れていた近本を1番中堅で復帰させることを明言した。代役1番で積極的な打撃を取り戻した森下は6番・右翼でスタメン起用する。遊撃手以外は3月31日開幕戦から4連勝した時と同じオーダー。後半戦もスタートダッシュし、がっちり首位固めだ。

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球宴から一夜明け岡田監督が勝負師の目に戻った。右肋骨骨折から1軍練習に合流した近本について「いくつもりでおるから。最初から。当然そら1番やしのう」と、後半戦開幕から再び「1番・中堅」で起用する。7月のチーム打率は2割8厘と打線が湿りきっているが、今季神宮では打率3割2分をマークするリードオフマンが復活し打線に火をつける。

経験がない若手主体のチームを引っ張るのも近本の役目だ。甲子園での全体練習を終えた近本は後半戦で注意していることに「気持ち」を挙げた。「底上げって感じですね。底から、奥から気持ち的に耐えるじゃないけど、もう1歩とか、もうひと踏ん張りとか」。後半戦は順位、ゲーム差、相手チームの状況などを意識してくる。その計り知れないプレッシャーの中で踏ん張る大事さを伝える。

ルーキー森下について、指揮官は「右翼やろ」とスタメン起用を明言。近本負傷後は8試合で代役1番を務め2本塁打、5打点。「慣れやろな。ある程度攻められ方が分かってきて。また(状態が)上がってきて。今度そこを対応していったら、またひとまわり上のランクに行くやろな」と、さらなる成長を期待した。

捕手には梅野を起用。8番・遊撃が小幡から木浪に代わった以外は3月31日開幕戦のDeNA戦(京セラドーム大阪)と同じ。指揮官は「新たなスタートやから、今年開幕からやっていこうとしていたことが、まあいい形ではまればいいよな」と話す。8番木浪が出て1番近本がかえす好調時の流れも再び期待できそうだ。

3位DeNAまで3ゲーム差の混戦。1ゲーム差まで迫られている広島については「投手がよくなった。ブルペン陣の球が速くなった。後ろの投手に抑えられている方が多い」と、投手力が安定してきたと分析。ベンチには前川、ミエセスらも控える。「競争なんか別にせんでいいよ。チームの戦力やから」。残り59試合、競争ではなく持てる戦力をフル活用し、チーム一丸でアレへ突き進む。【石橋隆雄】

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