阪神近本光司外野手(28)が6号勝ち越し2ランで試合を決めた。7連勝を導いた男は、15試合連続安打と絶好調だ。

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近本は年下からすれば“近所の優しい兄ちゃん”のような存在だ。あれは右肋骨(ろっこつ)骨折から復帰して間もないころ。7月23日のヤクルト戦(神宮)前、「近本さん!」とヤクルト武岡に声をかけられた。ライバルチームでありながら、昨年末に故郷淡路島で自主トレをともにした後輩。何やら話し込むと、1人三塁側ベンチでごそごそ…。「このバットで12の1しか打ってないけど、大丈夫?(笑い)」。笑いを交え、愛用するヤナセ社の試合用バットを手渡した。

武岡は「近本さんのバットの型を参考にしたくて。骨折も『大丈夫』って言ってましたね。すごすぎます…」とリスペクト。プロ5年目。今や他球団の選手からも憧れられ、目指すべき存在になった。「武岡、最近出てるん? まあ、哲人さんが帰ってきたなら、しゃあないなあ」と、山田の戦列復帰でスタメン機会を減らしている武岡を気にかける兄貴分的キャラクターも垣間見える。

ちなみに、武岡にバットをプレゼントしてから厄払い? できたのか、7月25日から15試合連続安打だ。【阪神担当 中野椋】

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