あぁまた被弾…。ソフトバンクが2試合連続で日本ハムの1発攻勢に沈んだ。4点ビハインドから1点差に迫った直後の8回。4番手松本裕が1死から6番野村にソロを献上。甘く入った真ん中131キロスライダーを左翼席中段まで運ばれた。反撃ムードに水を差され、打線も8回以降は沈黙。最下位に連敗してカード負け越しを喫した。藤本博史監督(59)は「1発を日本ハムに打たれ過ぎてるね。その辺の配球も、考えていかないといけないですね」と表情を険しくした。

本拠地初勝利を目指した先発スチュワートは3回2死から四球を与え、3番マルティネスに先制2ランを浴びた。前夜は高橋礼が万波に2発、清宮に1発を許し、この2戦で5被弾。カード別最多の被弾数は27本とさらに膨れ上がった。

7月には球団54年ぶりの12連敗を味わい、反攻を誓ったはずの8月も4勝6敗。藤本ホークスに復調の兆しはなかなか見えない。15日からは首位を走るオリックスとの3連戦で敵地に乗り込む。指揮官は2軍で再調整中のデスパイネ、左膝負傷で戦列を離れていた栗原の1軍昇格を明言した上で「同じ形でやるしかない。いるメンバーで戦うしかない」と言葉に力を込めた。逆転Vへファイティングポーズは崩さない。【佐藤究】

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