逆転の虎や! 阪神が4連勝を飾り、優勝へのマジックを「24」とした。佐藤輝明内野手(24)が反撃の14号ソロ&同点タイムリーを放つなど2打点の活躍で勝利に貢献した。今季の逆転勝ちは両リーグ最多の27度目。これで今季の京セラドーム大阪では8連勝で、球団初の全勝フィニッシュ。中日戦の4年連続勝ち越しも決めた。
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劣勢の中、佐藤輝が一振りで空気を一変させた。2点ビハインドの4回、カウント1-0から中日小笠原の125キロチェンジアップを強振。打球はぐんぐん伸び、右翼席下段の看板に直撃した。
「浮いてきた甘い変化球に対して、しっかりと自分のスイングができた。まずは1点という形でホームランが出てよかった」
1日中日戦で放った13号3ラン以来、出場18試合76打席ぶりの本塁打。ビハインドの展開も吹き飛ばす一打に、超満員のファンも歓喜に沸いた。
勝ち越し劇も佐藤輝が口火を切った。1点を追う5回1死一、三塁で今度は左腕の直球を捉え、同点の右前適時打。一塁上で手をたたいて闘志をむき出しにした。これで5試合連続安打。今季、京セラドーム大阪では打率3割1分。直後に木浪が犠飛で勝ち越しに成功し、徐々に小笠原をのみ込んだ。
16日広島戦(マツダスタジアム)から2試合連続でスタメンを外れ、小野寺に三塁を明け渡していた。練習前から早出特打で打ち込み、打撃修正に励む日々。「バッティングが良くなるように、頑張ります」。この日、自らも待ち望んだ1発をかみしめながらダイヤモンドを1周。「(復調の理由は)わからないですけど…打ちたい気持ちが結果に結びついた」と久しぶりの好感触に笑顔だった。岡田監督も「あのホームランで(チームは)勢いがついた」と言いつつ「そんなよくないんちゃう(笑い)。よくないっちゅうか、ちょっと極端な部分もあるな」と打席内容にさらなる期待を込めた。
チームは12球団最多の今季27度目の逆転勝ち。京セラドーム大阪8連勝で球団初の全勝フィニッシュだ。4年連続で中日に勝ち越しも決め、貯金も今季最大の26。2カード連続勝ち越しで優勝マジックも「24」と自力で減らした。「一番打ちたいのはホームラン。また打ちたい」。背番号8が残り試合でも打ちまくる。【三宅ひとみ】



