長期ロードを経て強さを増した虎戦士たちが、甲子園に凱旋(がいせん)する。
29日DeNA戦で、7月30日の広島戦以来1カ月ぶりの本拠地でのゲームに臨む。7月末と比べて貯金を13も上乗せし、2位とのゲーム差は「1」から「7」まで拡大。当時点灯していなかった優勝マジックは「21」だ。着々と悲願の「アレ」へ歩みを進めている。
関西を熱くさせているのは阪神だけじゃない。パ・リーグの首位を走るオリックスも26日に優勝マジックが「24」が点灯。28日時点で阪神より1つ多い「22」だが、両チームともに最短の優勝決定は9月10日。両リーグで同じ日に優勝となれば、58年にセの巨人、パの西鉄(現西武)以来となる65年ぶり4度目の快挙となる。同日Vが決まれば関西はお祭り騒ぎどころではない一大事となりそうだ。
ダブル優勝パレードの可能性だってある。6月14日の日本生命セ・パ交流戦の阪神-オリックス戦(甲子園)では、ファストピッチセレモニーに登場した大阪府の吉村洋文知事(48)が「日本シリーズでも関西ダービーを見たいですね。両チームが(リーグ)優勝したら、ダブルパレードを一緒にやろうと。一緒に出来たらおもしろい」と提案し、兵庫の斎藤元彦知事(45)も「やりましょう!」と賛同していた。
阪神は8月はすでに18勝を挙げ、残り2試合で連勝すれば球団新記録の月間20勝に達する。だが、岡田監督は「そんなん考えてやってないからのう。1試合1試合の積み重ねやから。別に普通にな、『また勝ったわ』『久しぶりに負けたわ』みたいな感じやもんな」と気に留めていなかった。
本拠地で迎え撃つDeNAは29日が今永、30日はバウアーが先発する見込み。27日の巨人戦からの連敗は阻止したいが、指揮官は「変な負け方せんやったらええやん。相手が上の時もあるわけやから。それ(自滅)なかったら別に。普通に戦ってたら」と泰然自若だ。阪神は18年ぶり、オリックスは3連覇の快挙達成へ。歓喜の秋になだれ込む。【古財稜明】



