阪神が、まさかの敗戦でマジックが消滅した。
0-0の展開の中、8回に坂本誠志郎捕手(29)、代打ヨハン・ミエセス外野手(28)の適時打で2点を先取。だが、9回に登板した守護神岩崎優投手(32)が先頭代打蝦名に中前打を許すと、3番佐野に中堅フェンスオーバーの同点2ランを被弾。その後、4番牧にも左翼への連続勝ち越しソロを浴び、逆転負けとなった。
岡田監督は岩崎の大誤算に「そら、まさかやろ」と開口一番にコメント。牧のアーチは強い浜風に押されての一撃で「まあ、しゃあないわ。もうな。風でいくと思わなかったけどなあ」と続けた。
2位広島が巨人に逆転勝ちしたため16日に「29」が点灯して以来、「21」まで順調に減らしてきたマジックが消滅した。ペナントレースも残り30試合を切り、首位を独走している現状ではあるが、マジックが消滅するという珍しい現象となる。阪神と広島とのゲーム差は「6」に縮まった。阪神と広島の直接対決が7試合残されており、広島の自力優勝が復活したためだ。
阪神が広島に残り7戦全敗し、他球団に全勝すると最終成績は89勝50敗4分け。一方の広島は残り試合に全勝すると89勝50敗4分けで、ともに同じ成績で並ぶ。
2球団が勝率で並んだ場合、セ・リーグは次に勝利数の多い球団を見て、それでも並べば当該球団間の直接対決で勝率が高い球団が優勝となる。そのため、現状は阪神は広島に10勝7敗1分けだが、残りの7試合を全敗する計算のため、最終的には10勝14敗1分け。広島が直接対決で上回り、自力優勝が可能となるため阪神のマジックが消えた。



