オリックスが3試合ぶりの完封負けを喫し、連勝は2で止まった。2位ロッテも勝利したため、優勝マジックは「16」のままとなった。

先発したドラフト1位左腕の曽谷龍平投手(22)は5回1安打無失点。許したのは4回先頭の蛭間の中前打のみと好投するも、味方の援護に恵まれず、プロ4度目の先発も初白星は次戦に持ち越し。中嶋聡監督(54)は「本当に持っているもの、持っているボールはやっぱりいいんですけども、これから続けていけるように、長く投げられるようにいけたら、チームの戦力だと思います」とさらなる成長を願った。

試合は0-0のまま迎えた8回。4番手の阿部が、味方の失策で出塁を許すと、2死一塁で蛭間に左翼への適時二塁打を浴び先制点を献上。さらに続く渡部に2ランを浴び、3点を失った。ここまで防御率2・03と安定した成績を残してきた右腕にとって、今季初の3失点となった。

打線は西武先発の松本を前に、6回まで2安打に抑え込まれ無得点。守備では3失策し、決勝点に絡んだが、中嶋聡監督(54)は全員野球を強調。「野球にエラーはありますからね。ただそこを、頑張って抑えるか抑えないか。野手とピッチャーの共同作業になってくると思う。今日のところは、ちょっと抑えきれなかった」と話した。

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