巨人タイラー・ビーディ投手(30)がアクシデントに動じなかった。

グリフィンが発熱で登板を回避し、巡ってきた5カ月ぶりの先発の機会。さらに天気にも翻弄(ほんろう)された。1回表の攻撃が終わりマウンドへ向かう寸前、雨脚が強まり一時中断。ベンチで雨宿りしながらグラウンドを見つめた。

雨が弱まり、45分間の中断を経て、再びブルペンで肩を温めてマウンドへ。1回、2回とリズムよく無失点に抑えて打線の援護を待った。

3回には2死から満塁のピンチを招くも、ヤクルト村上を外角カットボールで二ゴロに仕留めた。力強く声を張り上げ、ガッツポーズで感情を爆発させた。1日DeNA戦(横浜)から中継ぎで3連投し、そこから中2日での緊急先発を、3回2安打無失点と役割を全う。来日初白星とはならなかったが、緊急事態で踏ん張りチームを助けた。

来日1年目の右腕は「突然の先発にあいにくの天気だったけど、動じることなく投球できた。とにかく無失点で次のピッチャーにつなぐことだけを考えていたのでそれが出来て良かったよ」と振り返った。

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