青学大は1点が奪えず、延長12回タイブレークの末に敗れた。1勝1敗となり、第3戦は22日にZOZOマリンで行われる。

先発の左腕、児玉悠紀(はるき)投手(3年=日大三)が安定した投球で、試合をつくった。5回まで国学院大打線に1安打も許さない完璧な内容。7回を被安打1の4奪三振に抑えた。徐々に球が浮き始めたため、安藤寧則監督(46)は8回から今秋ドラフト候補の常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)をマウンドへ。連投となったが、キレのある直球と落差のあるフォークがさえた。

延長12回に暴投で2点を先制され、適時打も許して4回1/3を被安打2の3奪三振、3失点(自責1)で降板。

延長戦に入っても10球団のスカウトが熱視線を送った。DeNA河原隆一スカウト部スカウティングディレクターは「150キロを超える直球とフォークで空振りが奪えて、短いイニングで抑えの適性もある。バントも簡単にできない球を投げていた」と評価した。

安藤監督は「負ける時は、こういうものなのかなと。選手たちは頑張っている。もう一つ付け足して伝えられていたら、何か違っていたのかなと思う」と話した。