慶大が接戦を制して法大から勝ち点を挙げた。第4戦までもつれたカードで、粘りを見せた。2勝1敗1分けで勝ち点を2とし、堀井哲也監督(62)は「壮絶な4日間でしたが、結果としてはよかった。(法大に)勝った部分はなくて、たまたまツキに恵まれた」と話した。
2-4で迎えた6回2死一、三塁、通算19本塁打の今秋ドラフト候補、広瀬隆太内野手(4年=慶応)が右前適時打を放ち、1点を返した。さらに2死二、三塁で3番の本間颯太朗内野手(3年=慶応)が右前適時打で続き、2点を追加して勝ち越し。本間は「広瀬さんがライト前(安打で)執念を見せてくれた。4番(栗林泰)もいい打者がいるので、自分は塁に出てつなごうと思った。最高の形になりました」と喜んだ。
5番手として6回途中から登板した谷村然投手(4年=桐光学園)が、3回1/3を3安打無失点で試合を締めた。7回は3者凡退と、流れを譲らず。3連投だったが「体力的にはきびしいですが、やるしかないと思った。力を振り絞りました」と笑顔で話した。