実証実験として「7イニングス制」が導入された決勝トーナメントで、日立製作所が1回戦を突破した。12安打で7点を奪った。今秋ドラフト候補の佐々木俊輔外野手(23=東洋大)は「1番・中堅」でスタメン出場。4打数1安打1打点、2盗塁と視察に訪れたNPBスカウトにアピールした。

1-0で迎えた3回1死二塁、中前適時打を放って1点を追加。すかさず盗塁も決めた。それでも「散々でした。もっとチームのためにヒットを打たないといけない。情けなかった」とチャンスで回ってきた終盤の打席で1本打てなかったことを反省していた。

2年間で体重は10キロ増の82キロに。パワーがつき、長打力もアップした。

この日の試合は、7イニングス制で行われた。試合前には、チームで「先に点を取って逃げ切ろう」と声をかけあった。1番打者として打線をけん引する佐々木は「1打席の重みを感じました。1番多く回ってくる打者が(塁に)出ないといけない。もっと出塁率にこだわりたい」と話した。