ヤクルトが最終戦を逆転サヨナラ勝ちで締め、借金26の5位で全日程を終えた。

一丸で執念を見せた。王者阪神の前に劣勢だったが、1点を追う9回2死の守りで守護神田口を投入しピンチを脱した。裏の攻撃で「ヤングスワローズ」内山が同点打を放つと、なおも一、三塁からキャプテン山田が中犠飛で決めた。14号ソロなど3打点の山田は「勝ててよかった。今年は全然よくなかったので来年こそはという気持ちに既になっています」と見据えた。

負ければセ・リーグでは初めての連覇翌年の最下位が決まるところだったが、土壇場で回避。リーグ3連覇、日本一奪回を目指したシーズンは、投打の歯車がなかなかかみ合わなかった。就任5年目となる来季も指揮する高津監督は「足りなかったことは1つや2つじゃありません。技術はもちろん、強い心、強い体、そして僕のマネジメント。この10月からどんどん鍛えていきたい」と話した。

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