阪神村上頌樹投手(25)が初戦の重圧をはねのけ、力を発揮した。6回3安打1失点。自己ワーストタイの3四球と多少乱れる場面はあったものの要所を締めた。球数101で6奪三振。プロ通算0勝から今季、10勝に最優秀防御率とスターダムを駆け上がった右腕が、ポストシーズンの大舞台でも堂々と試合をつくった。

バットでも存在感を発揮した。同点の5回1死一、三塁。九里から一塁線を破る適時二塁打で勝ち越しに成功。レギュラーシーズンで打点のなかった男が、貴重な1点を生み出した。

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