阪神が逆転勝ちでCSファイナルステージ初戦白星スタートだ。
リーグ1位の1勝のアドバンテージを含め2勝0敗となった。先発村上頌樹投手(25)は6回1失点。打っても同点の5回1死一、三塁から一塁線に勝ち越し適時二塁打を放ち、投打で初戦勝利に貢献した。森下翔太外野手(23)は4回に同点ソロを放つなど2安打1打点と活躍した。岡田彰布監督(65)の試合後のペン囲みでの一問一答は以下の通り。
(ペン取材)
-村上の5回の打席は、どんな状況でも立たせたのか
「6回まではいかせるつもりやったよ。1対1で…。まあ、それは同点で代打をいってヒットを打つ、打たんっていうのは、それはわからんことやから。まあ、あそこで交代しても6回まではね、やっぱり一番抑えてるピッチャーだから、防御率のいいね。そらはもう最初から代打とか全然考えてなかった、あそこで」
-シーズン通りか。
「そうそうそう。シーズンやったらもう1回投げさしてるかもわからんけど(笑い)」
-5回に木浪、村上、近本はすべてファーストストライクを捉えたヒットだった
「いやいや、ファーストストライクて、ミーティングでは、ちょっと言ってたんよ。向こうは一番フォアボールが嫌と思うんで、シーズン中の戦いから見てもね。だから、どんどんストライク来るから、今日はもうね、最初から打っていいて言ってた。まあその通りでどんどんストライクきとったからね、九里も、だから球数少なかったでしょ、うん」
-森下が打つと盛り上がると言っていた。その通りに
「いやいや、だから初回の(左二塁打の)打席からね、もう一番タイミング合ってたしね」
-それは九里との相性か
「いや相性というか、ずっと調子が良かったからじゃない? うん、それは一番実戦してる、しとったからね、フェニックスでね」
-森下もフェニックスに行ったのがよかったと
「え、もう、そんなこと言うてるの? 」
-試合前の話だが
「試合前は分からへんやんか(笑い)」
-(チームも)宮崎で2試合やって
「(森下は)2試合ちゃうよ。5試合やで。まあ、生かしたかどうかは分からへん。だってヒット出てないんやもん。まあ、バッターはそらしょうがないから。フェニックスで投げるピッチャーはボールの質も違うしね。そらね」
-広島は韮沢をスタメン起用してきた
「うん。いやいや、登録だけはしてたよ。そら、もうスタメンて分かったてた。もう早いうちにティーバッティングしてたから、それはもう分かってた。スタメンは。ファーストで来るん違うかていうのは聞いてたけど」
-そこに村上の打球が飛んだ。巡り合わせも
「うん。巡り合わせて、ヒットやん。エラーちゃうで。ヒットやで」
-桐敷は大事なところで3者連続三振
「いやいや、今日はもうボールが走ってるしね、おーん。安心して見てたよ。うん。だから、桐敷にしても島本にしても3ボールになっても、それはちょっと狙い過ぎの3ボールであってね。もうストライクは簡単に取れるし。そういう流れ的にはすごくよかったんじゃないかな。後ろ、ブルペン陣にとっても」
-石井はシーズン終盤調子がよくなかったが
「まあでも、シーズンの調子とか関係ないよ。この間でどんだけ上げてるかの問題やから」
-4回は無死三塁のピンチも前進守備をしなかった
「1点勝負と思ってなかったから。後半点取れると思ってたから。だからもう後ろにしたよ。1点やったら別にどってことないやん」
-5回、村上に打たせたのは打撃がいいから
「そうそうそう。最初から打ちよ。まあ初球やけどな、打てのサインよ」
-シーズン通りに戦えた
「集中打という意味では、あそこしかチャンスなかったもん。1点は森下のホームランやし。ここという時にやっぱりな。今日はそれまでフォアボールなかったしな。結局坂本がフォアボールみたいなもんよ、デッドボール。やっぱあれでつながったよな。木浪が打つと近本も打ちよるから」
-初戦を取って
「そら大きいよ」