阪神が無傷の4連勝(アドバンテージ含む)で14年以来、9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。セ・リーグ優勝球団によるCSファイナルステージ無敗突破は、昨季のヤクルトに続いて過去5度目。3試合連続の逆転勝利で、チャンピオンチームの底力を見せつけた。

試合後、ファンに向けて実施された岡田彰布監督(65)のインタビューは以下の通り。

 

-9年ぶりの日本シリーズ。この大歓声を聞いてどんな思いか

「18日からのね、今日で3試合なんですけど、この超満員の、9割以上の方が阪神ファンで、スタンド埋めてもらって、シーズンよりも、もっとすごい歓声があるというか、それで震えながら投げてたみたいですけど、それほど大きい声援をいただいて、本当にありがとうございました」

-特別な環境の中でもシーズン通りの野球を展開

「投手陣はね、シーズン通りやってくれたんですけど、打つ方はあんまりシーズン通りいかなかったですね。だから3戦とも苦しいゲームが続いたんですけど、最後はやっぱり優勝チームとして負けられないという気持ちがあったので、僅差のゲームですけど、本当に勝ち切れたと思います」

-今日の試合では先発大竹が5回2失点で粘った

「今日だけじゃないですけど、3人先発ね、10勝した投手が投げましたけど、もうほとんど初めてのね、こういうステージで、緊張しないというのはうそになるんですけど、その中で3人とも調子そんなによくなかったですけど、本当に2点でしたけど、あとは1点、1点ということで、本当に粘り強く投げてくれたことが3連勝につながったと思いますね」

-その後を受けた桐敷はイニングまたぎ。堂々としたマウンドさばきだった

「何であんなによくなったのか僕もわからないですけど、オールスター明けからブルペンに入って、短いイニングですけど、なんかそのポジションが合ったみたいで、今日は2イニングで酷だったですけど、あれで流れがね、同点からだったので、こっちに流れがくる、そういうピッチングをしてくれましたね」

-ノイジー、中野、森下の守備力も光った

「いやいやもう、守り勝ったというね、そういう3試合ね、そういうゲームが続いたので、最後は紙一重のプレーだと思うんですけど、今年やってきたね、守りから入るというか、守備において、最後ね、一番いいプレができたと思いますね」

-岩崎が最後を締めくくった

「ランナー出すけど、打たれないんですよ。出すけど点をやらないというね、そういう意味でも、最後3-2になった時はちょっとドキドキしましたけど、岩崎ですから、最後はやってくれると思ってましたけど」

-坂本が2打点の大活躍

「その2打点が、4-2の2点差になったと思うので、守りだけでね、打つ方は期待してないんですけど、でもそういう選手が打ってくれると、やっぱり勝ちますよね」

-今日は四球が絡んで得点につながった

「この3試合ね、広島のピッチャーがどんどんストライクで、フォアボールを出さないというか、そういう感じだったですけど、早い仕掛けでということをミーティングで話したんですけど、最後の最後で、競ってると甘いボールを投げられないので、そういうフォアボールが絡むというか、今年1年でね、そういう得点したそういうスタイルがね、最後の最後、一番大事なところで出ましたね」

-岡田監督が選ぶCSファイナルステージの投打のMVPは

「打は、やっぱ木浪ですかね。投は誰だろ…投は誰だろ、まあ全員ですけどね。まあ今日一番大事なところで、2イニング投げてくれた桐敷で」

-4勝0敗でカープを退けました

「期間が空いたのでね、そういう意味では準備は大変でしたけど、やれることだけはやっておこうということで、宮崎のフェニックスリーグにいったりそういう実戦を踏んで、だから打つ方はちょっと離れてたんで最初から心配でしたけど、ヒットはないけど、ある程度得点はとれたので、そういう意味ではこの期間というは難しいですけど、結果的に3連勝で来れたので、それは非常によかったと思います」

-9年ぶり、岡田監督としては18年ぶりの日本シリーズ。ファンは85年以来のアレのアレに期待。最後にメッセージを

「クライマックスのファイナルステージですけど、たくさんの声援をもらいました。本当にありがとうございました。まずは第1段階、最初のステージをクリアしたので、パ・リーグの覇者はまだ決まってないですけど、どこでやるかわからないですけど、甲子園では3試合やるので、あと1週間ですが、28日からですね、ちょうど1週間くらいですけど、もう1度打つ方も調子を上げて、相手わからないですけど、とにかくもう1つ上のステージで勝ち上がれるように、頑張りますので、また28日から応援よろしくお願いします」

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