中日が6年ぶりに1位交渉権を外した。25日の編成会議後にENEOS・度会隆輝外野手(21=横浜)を1位指名することを公表。ドラフト会議では未公表のDeNA、ロッテが同外野手を1位指名したことで、3球団による抽選になった。立浪和義監督(54)にとっては就任2年目で初の抽選。1番目に右手で封筒を取り、残り2監督が封筒を選び、同時に見た瞬間に立浪監督は苦笑い。横目でDeNA三浦監督のガッツポーズを見送った。

中日では17年ドラフト1位指名で広陵(広島)中村奨成捕手を広島と重複指名になり、抽選を外してヤマハ鈴木博志投手を外れ1位指名して以来、6年ぶりに1位交渉権を外した。18年根尾、19年石川昂は2年連続重複指名だったが、与田前監督が当たりくじを引いていた。20~22年は単独指名で1位指名を決めていた。

外れ1位には亜大・草下勝投手(4年=創志学園)を指名。再びロッテとの重複指名になったが、立浪監督が交渉権を引き当て、右手でガッツポーズした。