プロ野球ドラフト会議が26日に都内で行われ、常葉大菊川高の鈴木叶捕手(3年)が、ヤクルトから4位で指名された。菊川市内の同校グラウンドで吉報を受け、決意を新たにした。

日大国際関係の杉田健投手(4年)は広島育成1位、静岡大の佐藤啓介内野手(4年)も同2位で夢のプロ入りを決めた。また県関連では、静清高出の石田裕太郎投手(中大4年)がDeNA、磐田市出身の赤塚健利投手(中京学院大4年)が広島から、それぞれ5位指名。東海大静岡翔洋高出の奥村光一外野手(23=BC群馬)が、西武育成6位で指名を受けた。

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ドラフト中継を注視し続けた日大国際関係の杉田が、広島から指名を受け「ホッとした」と2時間半の緊張から笑顔になった。前日から食事ものどを通らなかったといい、支配下指名終了のころには手元の水を飲み干していた。前日にパワースポットを探して仲間と熱海の神社に参拝。目標には届かなかったが育成で願いをかなえ「ここからはい上がりたい」。球種やコントロールに磨きをかけ、スケールの大きい選手になることを誓った。静岡大の佐藤も広島の育成指名を受けたと知らされ「秋に対戦した。これからチームメートとして2人で支配下を目指したい」と目を輝かせた。