ルートインBCリーグ、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(BC)のアンバサダーを務めるNGT48真下華穂(23)が、伊藤琉偉内野手(21)が26日のプロ野球ドラフト会議でヤクルトに5位で指名された場面に立ち会いました。一部始終を見守った感想をコラム「まっしーのスタンドからおじゃましも」の“番外編”としてお届けします。

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「運命の瞬間」に立ち会いました。26日のドラフト会議。私は球団アンバサダーとして伊藤選手と、もう1人の指名候補、篠田大聖選手、橋上秀樹監督らスタッフさんたちと一緒にビルの一室で中継を見ました。

最初は伊藤選手も篠田選手も笑顔。ただ、指名が進んでいくうちに空気が張り詰めて…。ヤクルトの5位の番。アナウンスの直前、なぜか室内が一瞬、ピタっと静かになったんです。その直後に「東京ヤクルト、伊藤琉偉」。同時に部屋の中は大歓声。私も立ち上がって拍手しました。

伊藤選手は「ドキドキでした」と安心した様子で話してくれました。周囲の期待と注目の中、もしかしたら指名されることが責任のように感じていたのかもしれません。願いがかなって本当に良かったです。

印象的だったのが指名されなかった篠田選手です。残念なはずなのに、明るい表情で伊藤選手に「おめでとう」と率先して声をかけていました。橋上監督から「また頑張ろう」と励まされると、力強く「頑張ります」。来季こそ、って誓ったのだと思います。

私も「ドラフト」の経験者です。AKB48グループのドラフト3期生候補でした。結局、指名はされず、その時に感じました。「夢がかなうタイミングはここじゃなかったんだ」と。2カ月後、NGT48のオーディションに合格しました。篠田選手も自分の最高のタイミングで夢がかなうと思います。そして伊藤選手。NPBでプロ選手になることを存分に楽しんで、取り組んでもらいたいです。ヤクルトの試合、応援に行きます!

夢がかなう、かなえるために、また頑張る。そんな場面を目にした貴重な1日でした。(NGT48 真下華穂)