阪神は9年ぶり7度目の日本シリーズに臨む。

85年に西武を倒し初の日本一となって以降、03年ダイエー戦、05年ロッテ戦、14年ソフトバンク戦と敗退を続けてきた。今回は日本一奪回とともに、シリーズでの負の歴史を清算する戦いともなる。

 

◆アウェー勝利 阪神が日本シリーズで敵地の試合に勝ったのは初の日本一を決めた85年11月2日、西武球場(現ベルーナドーム)での西武戦第6戦。初回に長崎啓二が満塁本塁打を放ち、ゲイルが完投勝利を飾った。

これ以降は以下の通り現在9連敗中だ。

 

・03年福岡ドーム(対ダイエー)

第1戦 4●5

第2戦 0●13

第6戦 1●5

第7戦 2●6

 

・05戦千葉マリン(対ロッテ)

第1戦 1●10

第2戦 0●10

 

・14年ヤフオクドーム(対ソフトバンク)

第3戦 1●5

第4戦 2●5

第5戦 0●1

 

阪神が今回のシリーズ第1戦、京セラドーム大阪でのオリックス戦に勝てば、1万3874日ぶりの日本シリーズ敵地勝利となる。

 

◆本塁打

阪神打者による直近の日本シリーズ本塁打は03年10月27日ダイエー第7戦、9回に広沢克実が放った代打本塁打。05年の対ロッテ4試合、14年対ソフトバンク5試合と9試合連続ノーアーチを継続中。阪神打者に本塁打が出れば、7306日ぶり。

 

◆先発勝利投手

阪神の予告先発は村上頌樹。日本シリーズで阪神の先発投手に白星がつけば、14年10月25日対ソフトバンク第1戦メッセンジャー以来。日本人では、03年10月24日対ダイエー第5戦の下柳剛(前日本ハム)以来。生え抜き投手の先発勝利は62年10月14日の対東映第2戦・村山実、85年10月26日の対西武第1戦・池田親興以来、1万3881日ぶり3人目となる。

【記録室=高野勲】(22年3月のテレビ東京系「なんでもクイズスタジアム プロ野球王決定戦」準優勝)