<日本シリーズ:オリックス0-8阪神>◇第1戦◇28日◇京セラドーム大阪

阪神が快勝で白星発進だ。難敵オリックス山本由伸から10安打7点を奪いKO。投げては先発村上が7回無失点。リリーフ陣も得点を許さなかった。05年ロッテに計4-33で4連敗した岡田彰布監督(65)にとって日本シリーズ初勝利となった。試合後の記者囲みの一問一答は以下の通り。

(囲み)

-先発村上は立ち上がりからよかった

「今日の報告もよかったからな。ブルペンから。クライマックスのときは、めちゃくちゃ緊張してる言うてたけど、今日はいつも通りに、ブルペンでも投げてたみたいだし」

-球速も自己最多152キロと、初回から飛ばしている印象だったが

「いや、ここはスピードでるやろ? ここは。球場によって数字違うから。それは」

-7番に渡辺諒を起用した。意図は

「いやいや、まあ、最初から、昨日の段階で決めとったから。うん」

-山本に相性がいい

「由伸にそれほどよくない。なんか。いや打つと思ったから。バッティングが昨日(の練習で)よかったからな。変化球もな」。

-見事にはまった

「まあ、誰かいれやなあかんからなあ。明日もう1回(指名打者が)あるけど、明日は左みたいやから、宮城か。それは今の段階では誰かわかんけどな」

-佐藤輝の盗塁は球種を絞ってサインを出したのか

「いやいや、読むっていうか、中野がその前(1回)にアウトになっているから。あれで来ないと思うやんか。あれは初球からいけるからな。思い切りがいいからな佐藤は、走塁ていうか、盗塁に関してな、ほんまに初球から行きよったと思たけどな」

-1回1死一塁での中野の盗塁はエンドランか。

「違う違う。盗塁、盗塁」

-ベンチで怒っていた

「振らんからや、森下が」

-見逃し(三振し)たことに

「おーん」

-山本を打つために「真っすぐを狙う」と話していたが、みんな速い球を打ち返した

「そうやろ、その通りやったやんか。別にみんながそないしてすごいすごい言うからほんまに。しゃあないから言うただけやんか」

-分析通りか。

「分析なんかそんなしてないよ。してないしてない。そんなんシンプルにそんなん、そこまで分析して打てるもん違うよ。でも。野球いうのは。シンプルに真っすぐをと、そういうことやんか。それを打てるようにな、いつも練習してるんやから。そんな対策で打たれへんって、そんな」

-打線がよかった

「そら、思ってる以上にな。2点取れたらいいかなと思ってたけどな。1巡目見てもな。ひとまわり見て」

-近本、中野も打った

「そうや。あそこが打てばなあ。3本、3本か。今日。なあ。あそこが出たらもう、足があるし向こうも警戒心というか全然違ってくると思うしな。それで得点になるよな」

-シンプルにと言うが、何か対山本を伝えた

「いや、真っすぐ打てしか言うてないよ。だってフォークの打ち方なんか教えてないもん。そやろ。誰もフォークの打ち方教えるバッティングコーチいてないやん、そういうことやん。だから、そんな分析とか、そんな難しいことなんかできへんて」

-150キロを超える球を

「それを打つんやから、しゃあないやん。150キロ超したから打たれへんとか、そういう問題じゃないやん、おかしいやんか」

-指示が徹底できた

「そうそうそう。まっすぐ打てしか言うてないもん」

-打席で実行できた

「うん。まっすぐ打ってフォーク見送れって言っただけやもん」

-ミーティングで

「うん、ミーティングで。それはもうずっと言ってることやもん。基本よな、やっぱりな。変化球そんな当たらへんよ」

-ひとつ勝って楽に

「そらみんなああやってヒットでたから、そら楽になってるよ。そらだいぶ明日のゲームの入り方はだいぶ楽に入れる。全然違うよ。ボールばっかり振ってるやつ(森下)も最後に1本出たしな。ストライク見逃してボールばっか振って。あんだけ言うたのに、1人なあ」

-途中で代えようと思ったのでは

「3打席目で代えたろうか思った。またな、泣いたらあかんから。今日は辛抱したよ、初戦やから(笑い)」