阪神森下翔太外野手(23)が、1点差に迫る気迫の一打を見せた。

7回、1点を返して2-5とし、なお2死二、三塁。1ストライクから、オリックス3番手山岡の縦スライダーを逆方向の右にはじき返す2点適時打を決めた。阪神新人による日本シリーズでの打点は85年西武第3戦嶋田宗彦(現バッテリーコーチ)の本塁打以来、38年ぶり。一塁ベース上ではベンチに向かって両手を挙げるなど、気を吐いた。

6回も右翼への安打を放っており、2安打目。日本シリーズ第2戦までは9打数1安打と苦しんでいたルーキーに、快音が戻ってきた。

3回以降、得点から遠ざかっていた阪神。この回は坂本、木浪の安打で好機をつくり、中野の一ゴロの間にも1点を追加。つなぎの攻撃で3点をもぎとった。

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