巨人阿部慎之助監督が投手陣に呼びかけた。

3日、宮崎秋季キャンプでの練習前、「昨日の日本シリーズ見たか?」と語り始めた。オリックス宇田川が8回に打たれたシーンを挙げ「僕には『大丈夫だ』『お前で勝ってきたじゃねーか』って言っているように想像した。そうやって野手から言ってもらえるようなピッチャーになってほしい」と、投手陣に伝えた。

前夜の第5戦だけでなく、チーム宿舎で日本一をかけた戦いを見届けている。「取れるアウトを1個取れないと、(流れが)変わっちゃうんだなと。野球の怖さをあらためて感じた」。守備でミスをして、引きつった顔を見て、守備練習では湯浅にいった。「あのときの引きつった顔見たか? そうならないように一生懸命たくさん練習した方がいいよ」。来年あの舞台に立つために、投手にも野手にも意識を植え付け、選手と一緒になって今キャンプのテーマである「クタクタ」になりながら第1クールを終えた。

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