西鉄ライオンズの黄金期を支え、今年5月11日に死去した中西太氏(享年90歳)のお別れの会が3日、出身地である香川・高松市内のホテルで開催された。270人が集まった。
お別れの言葉を送った侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(62)は怪童と称された中西氏の遺影に「おやっさん」と語り掛けながら、義父・三原脩氏が残した「三原ノート」を参考に戦ったことを披露した。
「私の手元に届けていただいた三原監督の手記や大切なメモは、思考や決断に大きな力を与えてもらい、勝ちきるためになくてはならないモノになりました」
栗山氏は池田豊人香川県知事、大西秀人高松市長に、先に訪問した球場跡地の高松市中央公園での中西氏の銅像建立を直談判した。現在は名監督の三原氏、水原茂氏の銅像が建っており「野球界を築いた人がこの地で生まれたという誇りになります」と訴えた。
○…最後にあいさつした中西氏の敏子夫人は「この地で生まれ育ち、遊びで始めた野球が生涯の仕事になりました」とあいさつ。本人がつけていた日記の存在を明かして「昨年暮れにつけた日記の最後に、出会った人に助けられた、本当に楽しい人生でしたと書かれてありました」と感謝の意を表した。
○…高松高、高松商、高松一高野球部OB連合で構成される「高松讃紫(さんし)会」の約50人が参加した追悼試合が、レクザムスタジアムで行われた。池田香川県知事、大西高松市長が始球式。球場には献花台も置かれ、地元の観音寺一高出身で元ソフトバンク、中日投手の三瀬幸司氏の父・広さんが訪れるなどしのんだ。
◆主な出席者 大社啓二(日本ハム元オーナー)、栗山英樹(侍ジャパン前監督)、小村勝(日本ハム代表取締役社長兼オーナー代行)、浜村孝(元西鉄)、山口冨士雄(元阪急)、田中調(元東映)、島谷金二(元中日)、金村義明(元近鉄)=順不同、敬称略



