今秋リーグMVPの関大金丸夢斗投手(3年=神港橘)は、今年は神宮へ戻ることはできなかった。

2-5の7回から4番手でマウンドに上がった。前日の第1代表決定戦では先発も5回3失点で黒星。「昨日自分のピッチングができず悔しい思いをしたので、今日は投げたいと伝えていた。何とかこっちに流れを持ってこれるピッチングで投げました」とマウンドに上がった。

球場表示では150キロも計測するなど気迫の連投で2回を無失点に抑えた。だが味方の援護なく、逆転はならず。昨年の明治神宮大会では7回1失点の好投で勝利をもたらしたが、再び神宮に戻ることはできなかった。「いいチームだったので、何とか神宮に行きたかったんですけど、負けはしっかりと受け止めて、来年リベンジできるようにしたい」と振り返った。

来年は最終学年となり責任感も一層増す。「経験値で言うと引っ張っていく立場だと思う。しっかりとピッチャーだけじゃなくて引っ張っていける選手になりたい」。エース左腕が力強く誓った。