駒大（2部1位）が延長10回タイブレークの末に勝利し、1勝1敗1分で東洋大（1部6位）に逆王手をかけた。

0－0で突入した延長10回。1死満塁から代打渡辺旭内野手（2年＝仙台育英）の二ゴロ間に1点を先制。続く9番角田蓮内野手（3年＝昌平）が2死二、三塁から細野の直球をはじき返し、右前適時打で三塁走者が生還。二塁走者は走塁死となったが、10回に2点を追加した。

7回まで0を並べてきた先発高井駿丞投手（3年＝広島商）に代わり、8回から東田健臣投手（3年＝西脇工）がマウンドへ。

先頭水谷の右方向への打球は打ち取ったかと思われたが、右翼手が打球を見失った間に三塁へ進塁を許し無死三塁といきなりピンチを背負った。さらに申告敬遠と四球で2死満塁も、代打楠を外角のスライダーで遊ゴロに打ち取り、0で切り抜けた。

勝ち越しを呼び込んだ好救援の東田は「同級生の角田が打ってくれたので、僕が投げるしかない」と3回を無失点。1部昇格を懸ける第4戦へ持ち込んだ。